孫子

【孫子の兵法】作戦篇:2-5『兵は拙速を聞くも、未だ巧久を睹ざるなり』

孫子の兵法、作戦篇。

第2章、第5節の解説です。

 

今回のタイトルは、

『兵は拙速を聞くも、未だ巧久を睹ざるなりです。

 

「拙速(せっそく)」とは、多少雑でも仕事が早いことです。

「巧久(こうきゅう)」はその逆で、完璧だけど仕事が遅いことです。

 

「睹(み)」は、見るという意味。

 

つまり、

『戦争はスピードが重要だよ。

完璧を目指して時間をかけてするものではない』

 

という意味となります。

 

それはなぜなのか?

見ていきましょう。

『兵は拙速を聞くも、未だ巧久を睹ざるなり』

『兵は拙速を聞くも、未だ巧久を睹ざるなり』

なぜ戦争はスピード重視なのか?

それは、お金が莫大にかかるからです!!

 

軍隊の運用には、

  • 戦車2000台、歩兵10万人
  • 食事代
  • 外国使節の接待費
  • 装備の材料の購入費

 

などなど、多くのお金がかかり、

しかもこれを、敵に勝つまで維持していかなければなりません。

 

 

だから、時間をかければかけるほど、

兵が疲れて、やる気が落ちてくるし、

無駄に長期間、軍を遠征させていると、国家が破綻してしまいます。

 

だから、孫子はこう言っています。

「多少雑でも、迅速に切り上げるべき。完璧を目指して長くやるべきではない」と。

 

戦争というのは、国家の命運をかけた、大プロジェクトです。

大きな視点でものを見れる人じゃないと、いけないわけですね。

 

 

孫子は、

 

経済が分からないものに軍事を委ねてはいけない。

時間を度外視する完璧主義者や、

戦闘のことしか目が向かないバトルジャンキーは失格だ。

 

と、ハッキリ言っています。(笑)

 

あなたはどうでしょう?

 

完璧主義ではありませんか?

目先のことだけでなく、広い視野でモノを見れているでしょうか?