孫子

【孫子の兵法】謀攻篇:3-10『上兵は謀を伐つ』

孫子の兵法、謀攻篇(ぼうこうへん)。

第3章、第10節の解説です。(飛ばしてました…)

 

今回のタイトルは、

『上兵は謀を伐つです。

(じょうへいは ぼうをうつ)

 

「上兵」は、できる奴。できる兵士。

くらいの意味です。

 

「謀」は、陰謀。

つまり、「たくらみ」ということですね。

 

伐つは、倒すってことです。

 

 

まとめると、

「できる兵士は、たくらみごとを倒す」

というような意味となります。

 

これはつまり、

「普通の兵士は相手を倒してしまう。けどそれじゃあダメだよね」

ということを言外に言っています。

 

どういうことなのか?

みていきましょう。

上兵は謀を伐つ

上兵は謀を伐つ

孫子では、『軍事力の最高の運用方法』として、

良い順に、次の4つが挙げられています。

 

  1. 敵のたくらみを未然に打ち破ること
  2. 敵とその友好国との同盟関係を断ち切ること
  3. 野戦で敵の軍を倒すこと
  4. 敵の城を攻撃すること

 

①が一番良いと、孫子は言っています。

これこそが今回のタイトル、「上兵は謀を伐つ」ですね。

 

見た目は全然戦闘してないですが、これこそが『戦略』。

戦いを略していて、一番良いわけです。

 

 

次に良いのが、②ですね。

「敵とその友好国との同盟関係を断ち切ること」です。

 

敵の味方を減らすということですね。

 

そうしておけば、

敵が仲間の国と、力を合わせて戦争する予定だった場合、

そもそも戦争を仕掛けてこないかも知れません。

 

戦わないで、敵のたくらみを阻止しているので、

孫子的には、これも素晴らしいということです。

 

例え、それでも敵が戦いを仕掛けてきたとしても、

協力する味方が減っているので、

大幅に敵の戦力を減らすことに成功しています。

 

どっちにしてもおいしいわけです。

 

 

そして3つめに良いのは、「野戦で敵の軍を倒すこと」です。

 

倒しているのでまあ良いですが、

それでも味方の人数や、物資を消耗しているので、

あまり良いとは言えないですね。

 

 

そして最悪なのが、「城を攻めること」と、孫子は言っています。

 

城を包囲する原則として、

  • 装甲車の整備、城を攻めるための機械装置の完備に3ヶ月
  • 攻撃の陣地を築くための土木作業に3ヶ月

かかるそうです。

 

もう、この準備期間だけで、

莫大なコストがかかってしまいますよね。

しかもそれでも、城が落ちるとは限らないわけです。

 

だから、

本当に軍事力を上手く使う人は、

なるべく戦わないで勝つことをする。

 

ということなのです。

 

これぞ軍師なのでしょうね。

あなたも、つい戦うことばかりに目を向けていないでしょうか?