孫子

【孫子の兵法】謀攻篇:3-13『彼を知り己を知らば、百戦して殆うからず』

孫子の兵法、謀攻篇(ぼうこうへん)。

第3章、第13節の解説です。

 

今回のタイトルは、

『彼を知り己を知らば、百戦して殆うからずです。

(かれをしり おのれをしらば ひゃくせんして あやうからず)

 

孫子の兵法の中でも、トップレベルに有名な1節です。

 

孫子の兵法を読んだことがなくても、

「このフレーズだけは知っている」

という人も多いのではないでしょうか?

 

それだけ有名な1節です。

 

「彼」というのは、相手方のこと。

この場合は敵ですね。

 

「殆うい」は、

嫌な思いをしたり、困り果てること。

 

「殆うからず」と否定形になっているので、

「嫌な思いはせず、困り果てることもない」

ということですね。

 

まとめると、

 

「相手と自分のことをよく知っている者は、

100回戦っても危険な状態にはならない」

 

という意味になります。

 

孫子ではそれに続けて、

「勝利を予告する5つの要素」

というのが挙げられています。

 

みていきましょう。

彼を知り己を知らば、百戦して殆うからず

彼を知り己を知らば、百戦して殆うからず

「勝利を予告する5つの要素」

とは、次の通りです。

 

  1. 戦って良いときと、戦ってはいけないときを見極めていること
  2. 大きい数の軍と、小さい数の軍の、それぞれの使い方をよく知っていること
  3. トップの考えが部下によく伝わっていること
  4. 敵を騙す作戦を立て、敵の先手を取っていること
  5. 将軍が有能で、君主が余計なことをしてこないこと

 

これが、勝利を予知するための方法だと、

孫子は言っています。

 

そしてさらに、こう続きます。

  • 相手の状況と自分の状況を知っていれば、100回戦っても危険な状態にはならない
  • 相手の状況が分からずに、自分の状況だけ知っていれば、勝ったり負けたりする
  • 相手の状況も自分の状況も知らなければ、戦うたびに危険になる

 

まあ、まとめると、

『敵と自分について把握しておくの、めっちゃ大事だよ!』

ってことです。

 

思った以上に、2500年前でも、

戦いは「事前準備」と「頭脳戦」が重要なようですね。