孫子

【孫子の兵法】形篇:4-14『先ず勝つ可からざるを為して』

孫子の兵法、形篇

第4章、第14節の解説です。

 

今回のタイトルは、

『先ず勝つ可からざるを為してです。

(まずかつ べからざるを なして)

 

 

第3章の謀攻篇が終わり、新たな章となりました。

形篇です。

 

形と聞いて、「いよいよ実際の戦いについてか?」

とおもいきや、勝つための準備や態度についてのようで、

孫子はまだまだ戦いについて語りません(笑)

 

 

「勝つ可からざる」

これ、勘違いしやすいです。

 

「勝つべからず」ではなく、「勝つべからざる」です。

「(相手が)勝てないようにしろ」

ということですね。

 

全体としての意味は、

「まずは、敵軍が自軍を攻撃しても勝つことができないようにしろ」

となります。

 

「勝て」でも、「攻めろ」でもないところが

孫子らしいですよね。

 

どういうことなのか?

みていきましょう。

先ず勝つ可からざるを為して

先ず勝つ可からざるを為して

「まずは、敵軍が自軍を攻撃しても勝つことができないようにしろ」

 

これ、

どういうことなのかというと、

「守備を優先しろ」ということを言っています。

 

「どう攻めるか?」ではなく、

まずは「敵に負けない守備を作る」

 

これこそが大事だと言っているのです。

 

それはなぜなのか?

 

大きく分けて、次の3つの理由があります。

  1. 守備は自分の努力でなんとかなるが、攻撃は敵の動きがあって不確定要素が多いから
  2. 攻撃して勝利するよりも、攻撃されて敗北しない方が大事だから
  3. 基本的に守備の方が戦力に余裕ができやすく有利だから

 

戦争って、守備の方が有利なんです。

だから、まずは守備を固める。

 

そして、守っているところで、

敵軍が崩れてきたところを、素早く攻撃して勝利する。

 

こうすることが一番良いようです。

 

 

でも確かに、攻撃のとき、

相手がどう出るかは分からない部分があるけど、

守備を固めるのは不確定要素が少なく、確実ですよね。

 

「攻撃は最大の防御」なんて言葉もありますが、

戦争においては、守備が非常に大事なようですね。

 

僕たちが学べる部分があるとしたら、

「不確定要素が少ないところから、まずは手をつける」

でしょうか。

 

お客様だったり、取引先だったりで左右される部分ではなく、

まずは揺るがないところから手をつける。

 

仕事のやり方でも、ここは同じかなと思いました。