孫子

【孫子の兵法】形篇:4-15『勝兵は先ず勝ちて而る後に戦い』

孫子の兵法、形篇

第4章、第15節の解説です。

 

今回のタイトルは、

『勝兵は先ず勝ちて而る後に戦いです。

(しょうへいは まずかちて しかるのちに たたかい)

 

 

今回は珍しく、難しい漢字はありませんね。

「勝利する兵は、最初に勝ち、後から戦う」

となります。

 

「ん?どういうこと?」

と思いますよね。

 

これはつまり、

「勝利を確信してから戦う」

ということです。

 

 

孫子からすれば、

「勝利」というのは、戦いの中で見つけるものではありません。

 

戦う前の準備段階で、見つけるものなのです。

 

そして、それが見つからなければ戦わないし、

見つかれば、さっさと相手の状況が変わる前に戦います。

 

『勝利』とは、戦う前の準備段階で、確定させるもの。

戦闘は、その確定した「勝利」を実現させるための、ただの「作業」にすぎない

ということなのです。

 

『だから、本当に優秀な軍師は、

勝って当たり前の戦争をするから、世間からの評価は低い傾向にある』

 

そのように孫子は言っています。

 

そして、一見華々しい

「奇策による大逆転」や「奮闘してもぎ取った勝利」は

 

世間がもてはやすが、実は際どい戦いであり、

賭博と同じだと、孫氏は批判しています。

 

楽に、確実に勝て。

これが孫氏の主張なのです。