孫子

【孫子の兵法】勢篇:5-21『紛紛紜紜、闘乱するも乱る可からず 』

孫子の兵法、勢篇。

第5章、第21節の解説です。

 

今回のタイトルは、

『紛紛紜紜、闘乱するも乱る可からず です。

(ふんぷんうんうん とうらんするも みだるべからず)

 

 

紛紜(ふんうん)という言葉があります。

「物事が入り乱れている」という意味です。

 

それが二度繰り返されているので、

めっちゃ乱れているということです(笑)

 

闘乱は、そのまま。

乱闘ということですね。

乱れて、闘うです。

 

つまり全体では、

「めっちゃ乱れて戦ったとしても、(心は)乱れるな」

という意味になります。

 

 

戦闘というのは、最初は陣形が整っていたとしても、

戦っていくうちに、陣形がくずれ、指令が届かなくなることがあります。

 

すると、兵士は混乱し、不安になります。

 

陣形がくずれ、指令が届かないとなると、

敗北してしまうかも知れないと思うからです。

 

すると、そんな心理状態になった兵士が集まる軍は、

弱くなってしまいます。

 

 

だから将軍は、

  • 軍の統制が治るor乱れる
  • 兵士の心理が勇敢or怯える
  • 軍の戦力が強いor弱い

これらの3つは常に変化することを念頭におき、

 

「治る・勇敢・強い」の状態を維持するよう努め、

「乱れる、怯える、弱い」の状態にならないように、

努力する必要がある。

 

そう、孫子は言っています。

 

 

加えて、

人間は、一度獲得した有利は、いつまでもあると思い込む傾向にあるよ。

常に、それは失われる可能性があることを、覚えておこうね

と、念を押しています。

 

この21節は、マインド面の話をしているんですね。

将軍もマインド面の勉強が必要なんだと思うと、2500年前にこれを書いた孫武はやっぱり凄いですね!