孫子

【孫子の兵法】勢篇:5-22『善く敵を動かす者は』

孫子の兵法、勢篇。

第5章、第22節の解説です。

 

今回のタイトルは、

『善く敵を動かす者はです。

(よくてきを うごかすものは)

 

今回は主語だけで、動詞がないですね(笑)

肝心のところが抜けているので、

タイトルだけでは分からないパターンです。

 

 

「善く」は、

ここでは「巧妙に・上手く」でOKです。

 

『上手く敵を動かす奴は…』

という意味ですね。

 

肝心の後半について説明する前に、

まずはこの言葉の前提について考えてみましょう。

(その方が、理解しやすいです)

 

 

この22節で孫子は、

「敵を上手く動かす奴は、○○だ!」

と言いたいというのは、分かると思います。

 

では、敵を動かす、そもそもの意図とは何でしょう?

なぜ敵を動かすのでしょうか?

 

あなたが何かの勝負をしていて、

敵を動かすときとは、どんなときでしょうか?

 

それはもちろん…

.

 

敵を罠にはめるため、ですよね。

 

 

つまりこの22節で孫子は、

「敵を上手く動かす奴は、○○だ!」

と言いたいわけですが、

 

この○○に入るのは、

「敵を罠にはめる方法」なのです。

 

罠にはめたい相手がいるあなたは、

続きを読んでみてください(笑)

『善く敵を動かす者は』

『善く敵を動かす者は 』

さて、敵を罠にはめる方法です。

孫子はこの22節で、2つの方法を提示しています。

 

ものすごく簡単に言うと、

  1. 演じる
  2. エサで釣る

 

この2つの方法です。

 

本文では、

①敵にあるハッキリとした形を示すと、敵は決まってその形に対応しようと行動してくる

②敵に何らかの利益を与えると、敵は決まってその利益を取ろうと行動してくる

とあります。

 

 

①は、例えば、

食事や物資の補給場所や、交通で大事なところなど、

敵の重要な場所の1つを、攻撃するふりをする。

 

などです。

 

例え”ふり”でも、

敵が向かってこざるを得ない場所にすれば、敵を誘えますね。

そこで、罠にはめるわけです。

 

 

②は、例えば、

わざと”ある重要な拠点”から離れてみる。

とかです。

 

敵はその拠点が欲しいので、向かってきますね。

そこで、待ち伏せて罠にかけます。

 

 

演技と、エサをチラつかせること。

この2つが、「敵を上手く動かす者」というわけです。

 

あなたもライバルがいるなら、

演技エサを使ってみてはいかがでしょうか?